
日付:2004/09/13
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連載
☆生産部門復活の鍵を握るDBRの実践(21)
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飯塚 昇(いいづか のぼる)
ゴールシステムコンサルティング(株)チーフ・コンサルタント
メルマガをご覧の皆さんこんにちは。
ゴール・システム・コンサルティング(株)の飯塚です。
約半年間(24回)に渡り連載してきました「生産部門復活の鍵を握る
DBRの実践」ですが、今回で終了させていただくこととなりました。
そこで、ここまで皆さんと一緒に考えてきたことをまとめて終わりにした
いと思います。
まとめを書く前に、二十四回にわたりどのようなことを書いてきたのか?
大まかに振り返ってみます。
まず第一回では「何かを変える(改善する)には“問題意識を持つこと”
が非常に重要であること。また“問題とは、意識して見ないと見えない
性格を持っている”こと。そして改善するためには、今の仕事に満足せず
「あるべき姿は何か?」ということを常に考えながら、現状とのギャップ
を感じ取るように心がける必要があることを書きました。
そして第二回から第六回まではDBRの基本として、小説「ザ・ゴール」
の抜粋を入れながら、実際の工場内で「従属性と変動性」がどのような
ことを引き起こしているのか?また、その結果として遅れのみが後工程に
伝播すること、そしてこの対応策として「保護能力とバッファー」を利用
することなどを書きました。
第七回から第十一回までは「生産ラインでDBRを構築する手順」として
「継続的改善の5ステップ」に従って、実際に進めようとする中での問題
などを交えながら書きました。
さらに第十二回では、DBRを運用するなかで発生する障害とその対策に
ついて、自分の経験などを含め書きました。
そして第十三回から第二十三回にかけて「従来のスケジューリング手法と
DBRでの詳細スケジューリング手順」について書きました。
最後に第二十四回では工場内にネック工程が存在しない場合のDBR手法
S−DBRについて書きました。
ここまでがDBR連載の概要ですが、あちこちで脱線していることもあり
チョット読みづらい部分もありますが最後にまとめてみました。
<DBRまとめ>
・常に問題意識を持って行動する。
・対象製品はリピート性があり、ある程度量が流れる製品に適している。
・DBR導入の手順は「継続的改善の5ステップ」で進める。
・バランスのとれたラインよりアンバランスなラインの方が管理し易い。
・生産性や稼働率などの評価指標に踊らされてはいけない。
・生産ロットと移動ロットは同じである必要はなく、移動ロットが小さい
方がリードタイムは早くなる。
・保護能力とバッファーを上手く利用する。
・異常品・特急品などの運用ルールを明確化する。
・DBRを初めて導入する場合は、モデル職場やモデルアイテム・モデル
ラインなどにより効果を出来る限り早く出すようにするとよい。
・DBR構築で一番難しいのは、非制約条件工程を必要以上動かさないこ
とである。(評価の問題や方針的な問題などが大きな障害となる)
・DBRのスケジューリングで一番大切なことは、制約条件工程が最大の
スループットを上げ、且つ仕掛が最小になる計画の立て方である。
・DBRを導入する際は出来る限り早い段階で、スループット評価ができ
る体制を作ると進め易い。
・制約条件が市場であった場合はS−DBRが有効である。
いろいろ書きましたが、DBRを構築する上で一番大切なことは「工場の
生産性は、ボトルネック工程の能力以上は絶対に向上しない」ということ
を常に頭において進めて行くことだと思います。
最後になりますが長い間、お付き合いいただき有難うございました。
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(6)保護能力とバッファー
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(5)遅れの伝播
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(4)従属性と変動性
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(3)DBRのスケジューリング
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