クリティカルチェーン(CCプロジェクト管理講座)

4,クリティカルパスは早く家に帰る道??

日付:2005/04/20

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☆新連載
CCプロジェクト管理講座(4)
4,クリティカルパスは早く家に帰る道??
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こんにちは西原です。CCプロジェクト管理講座第4回を始めましょう。
疑問点や質問ご意見あれば弊社メーリングリストや私宛に質問下さい。
http://www.goal-consulting.com/community/m_list.html

前回は最小自由度の法則の話しをしました。言われたらすぐやるとい
う発想を捨てて、期限までの自由度(フロート)が何日あるのか考え
開始日を計画する必要があるという話しでした。
今回はこの自由度の話しを使ってPERT/CPMを解説しましょう。

PERT理論とCPM理論は一体の物として語られることが多いのですが、
発祥は別のところです。まずはCPM理論 クリティカルパスメソッド
について。

プロジェクトは、開始時点から終了時点までに様々な作業を行って完成
に至ります。この計画を立てるとき、CCPMではまずは完成のイメージを
明確な物にし、それを完成するためにやらなければならない作業(タス
ク)を明確にしていきます。

Aを完成するためにはBをやらなければならない、Bを完成するためにはC
をやらなければならない。

TOC思考プロセスでいう必要条件のロジックでゴールから逆算して作業を
出していきます。この作業はTOC思考プロセスの前提条件ツリーとほぼ同
じです。こうしてそれぞれの作業の明確化、作業順序がわかれば、ネッ
トワーク図の形になります。

この作業自体は色々な特徴がありますので再度取り上げますが、このネ
ットワーク図が出来上がった状態で、スケジュールを立てるといくつか
最小自由度の考えで開始日を自由に設定できる作業があることがわかり
ます。

例えば、10日かかるAという作業と、7日かかるCという作業、この両方
が完成すれば5日かかるBという作業を開始でき、完成すればプロジェクト
全体が終了するというものがあったとしましょう。
ネットワーク図にすると以下の通りになります。

A(10)→ 
    B(5)  
C(7)→ 

■を1日としてガントチャートを書いて日程を割り付けてみると
どうなるでしょう。


パターン1
A(10) ■■■■■■■■■■
B(5)                  ■■■■■
C(7)  ■■■■■■■

パターン2
A(10) ■■■■■■■■■■
B(5)                  ■■■■■
C(7)   ■■■■■■■■

パターン3
A(10) ■■■■■■■■■■
B(5)                 ■■■■■
C(7)     ■■■■■■■

とCの開始日は3パターン考えられます。つまりCの作業は自由度が
あるという状況です。

Bが納期ぎりぎりの日に設定された後ろ倒しのスケジューリング
をしているとすると、AとBの開始日は動かせません。全く自由度
のない作業です。

あなたが言われたらすぐやるという考えを捨て図太い考え方に変わっ
たとしても、自由度のない作業A、作業Bはすぐにやらないと納期遅れ
になってしまいます。

このように見ていくと、プロジェクトは様々な作業が連続して完
成されるが、それぞれの作業には自由度のあるものとないものに
分けられる事がわかります。

この自由度のない作業の連続経路をクリティカルパスとよびます。
プロジェクトマネージャーの立場に立てばこの自由度のない作業が
重要です。クリティカルパスがプロジェクトの期間を決定しプロジ
ェクトマネージャーはこの作業の連続を重点的に監視する事が重要
である。これがCPM(クリティカルメソッド)の考え方です。

小さなプロジェクトマネージャーだった私はこれをよんで嬉しくな
りました。きまじめに全部の作業を管理しないといけないと思いこ
んでいましたがそんな必要はないという事です。実際にスケジュー
ルを立てるとそんな作業は沢山あります。
これを使えばとても楽できるぞ!!締切恐怖症のストレスから大幅に
開放される。これで早く家に帰れる!!
・・・だったかどうか、来週はMS-project95に作業をいれてクリティ
カルパスを見つけていく話しをしましょう。

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